e-Taxは自宅のパソコンなどから確定申告等のできるシステムです。便利なe-Taxを導入するためにはどうすればいいのでしょう。
e-Taxをご存知ですか。e-Taxは日本語では国税電子申告・納税システムといいます。税務署に行かなくてもインターネットを使って自宅や事業所のパソコンから確定申告をはじめ、国税に関する申告や納税や申請・届出などの手続きをすることのできるシステムのことです。
e-Taxは個人事業主の確定申告や、サラリーマンでも医療費控除の申告や住宅ローン控除の還付申告などに便利です。
今までは確定申告を受けるには必要な書類をそろえて税務署で行わなければなりませんでした。しかし、e-Taxを利用すると税務署に行かなくても国税庁のホームページにある「確定申告書等作成コーナー」で作成した申告用データを送信するだけでいいのです。税務署が締まっている時間でも送信できるのでとても便利なんですね。
e-Taxでできるのは確定申告だけではないのです。所得税や法人税や消費税の申告をはじめ、酒税や印紙税の申告のほか、インターネットバンキングやATMなどを利用すると納税もできますし、還付金を受け取ることもできます。青色申告の承認申請や、納税地の異動届や、電子納税証明書の交付請求など、税務に関する申請・届出などの提出も自宅やオフィスのパソコンからできてしまうのです。また、源泉徴収票等作成ソフトをダウンロードして源泉徴収票を作成することもできます。
確定申告をe-Taxで行うと、平成19年度か平成20年度のどちらかで最高5,000円の所得税の税額控除を受けることができるというメリットもあります。
e-Taxは税務署に行かなくてもパソコンから確定申告ができることが便利です。しかし、普及率は伸び悩んでいるようです。どうしてなのでしょうか。
e-Taxを利用するためには準備が必要です。
まず、自分の使っているパソコンがe-Taxを利用することのできるPCであるかどうか確かめなければなりません。
パソコンのOSは「Windows 2000」か「Windows XP」か「Windows Vista」か「Mac OS 10.4 Tiger」でなければいけませんし、インターネットを閲覧するためのソフトであるブラウザはWindowsならば「Internet Explorer 6 及び 7」、Mac OSならば「Safari」でなければなりません。また、パソコンの中にPDF閲覧ソフトとしてWindowsならば「Adobe Reader 7 及び 8」が、Mac OSならば「Adobe Reader 7」がインストールされていなければなりません。
電子証明書とICカードリーダライタも必要です。
電子証明書は住民票のある市区町村で発行してもらいます。これは有料です。ICカードリーダライタは家電量販店やインターネットショップで購入します。
そして、ICカードリーダライタで電子証明書を読み取るために、ICカードリーダライタのドライバをインストールし、電子証明書のソフトウェアなどをインストールしなければならないのです。
ここまでがe-Taxを使うための準備です。
e-Taxを利用して確定申告をするには、登録をしなければなりません。
国税庁のホームページからルート証明書をパソコンにインストールし、開始届出書を作成・送付します。開始届出書を提出した後10日から25日くらいで税務署から、利用者識別番号や暗証番号などが記載された通知書が送付されてきます。
初期登録として利用者情報の入力や、電子証明書の登録や、納税用確認番号の入力等を行います。このときにエラーメッセージが出るようならば、準備段階で電子証明書のソフトウェア等のインストールが正しく行われていないことが原因に考えられます。
ここまでが終わったら、e-Taxにログインして初期登録が完了したことを確認します。
初期登録の完了が確認できたら確定申告を作成し電子申告用データとして保存を行います。確定申告用データを作るときには間違っていないか良く確認したほうが良いでしょう。電子申告用データと電子署名を一緒にe-Taxに送信します。所得税の確定申告をe-Taxで行うときには、医療費の領収書や源泉徴収票等、今まで添付書類として提出する必要のあった書類は、提出に代えて記載内容を入力して送信します。確定申告から3年間は添付書類の提出を求められる可能性があるので自分で保管します。
送信したデータが届いているかを確認するために、e-Taxにログインして受付結果を確認します。
e-Taxの大まかな流れを説明しました。便利といわれる半面、申請用データを送付するまでには知識と手間とお金がかかりますし、パソコンに詳しくない人にとっては難しいのではないでしょうか。e-Taxの利用が伸びないのも無理はないような気がします。